【3日の市況】Ibovespaは0.03%下落したが米国市場より良好、ドルは0.14%上昇の5.12レアル

 米連邦準備制度理事会(FRB)の決定により、国外では指数が大きく下落する中、ブラジルのベンチマークは回復力を示している。
 Ibovespaはこの木曜日(3)、0.03%のわずかな低下をみせ、116,896ポイントで終えた。ブラジルの主要株価指数の変動はマイナスであるものの、2日は祝日でブラジル証券取引所が休場だったため、過去2回の取引で国外に見られたことを考慮すると、むしろポジティブな結果だといえる。
 ニューヨークでは、ダウ平均が0.46%、S&P500が1.06%、ナスダックが1.73%それぞれ下落した。前日は1.55%、2.50%、3.36%とそれぞれ低下しているからだ。
 4日連続で世界的な同時株安と金利上昇が起きている。国外の市場の動きは、いくつかの国の金融政策に関連するイベントの延長線上にある。特に水曜日に米連邦準備制度理事会が発表した内容が原因だと見られている。
 アメリカの中央銀行である連邦準備制度理事会(FRB)は2日、アメリカの基本金利を0.75ポイント引き上げ、3.75%から4%の範囲に設定した。決定後の記者会見では、パウエル議長の言葉が予想以上に厳しいと解釈された。
 本日の10年物国債利回りは9.2ベーシスポイント上昇し、4.153%となった。2年ものは4.712%で、14.2ポイント上昇した。
 米国のイールドカーブを押し上げたのは、米国失業保険申請件数の発表であった。10月29日に終了した週には、21万7000人が援助を申請し、コンセンサスの22万人を下回る数字となり、国の経済が予想以上に加熱していることを示した。
 世界の市場は、昨日のパウエル議長の厳しい演説をまだ消化していない。彼は高金利サイクルの長期化を繰り返し、その結果、世界の株式市場はまたもや下落したとみるエコノミストもいる。
 先進国の他の通貨に対するドルの強さを示す指数であるDXYは、1.47%上昇し112.99ポイントとなった。一方、レアルに対しては、買いが5.125レアル、売りが5.126レアルと、0.14%増と穏やかな上昇にとどまった。
 しかし、ブラジルのイールドカーブは、国債に追随して上昇した。2025年IADの利回りは7.5ポイント上昇し11.77%、2027年IADの利回りは4ポイント上昇し11.52%となった。2029年IADは11.63%、2031年IADは11.70%と、ともに8ポイント上昇した。
 しかし、金利が上昇しても、成長企業や小売業など、金利上昇の影響を受けやすい銘柄が目立った。
 メリューズ(CASH3)の普通株は7.32%、マガジンルイザ(MGLU3)のそれは6.80%、アメリカーナ(AMER3)は3.90%増加した。
 ブラジルでは、Ibovespaがまだ不安定な状態だと見られている。ただし、FRBの決定後のリスク回避の動きを反映して急落して始まったブラジル株価指数は、回復基調で推移した。ペトロブラス(PETR3;PETR4)は本日配当を発表し、同社の株式は原油価格の下落でも前進し、B3(B3SA3)、エレトロブラス(ELET3)と共に、Ibovespaの高値を維持するために貢献した(RENT3)とみられている。
 大統領選挙の結果を踏まえて、外国資本流入の2つの重要なトリガーが作動したことは事実であり、そのうちの1つは選挙という民主的な権力移行が定着したことだと指摘する専門家もいる。第二のきっかけは、選挙後の政治の混乱が予想よりは少なく、比較的に共和制的な制度維持をイメージさせる大統領が選出されたことだと見られている。そのような流れから、月曜日以降、ブラジルの証券取引所には、ドルを下げ、Ibovespaを押し上げる外国資金の関連フローが流入していると見らている。

最新記事