正規雇用=9月は27・8万人の増加=伸び幅は昨年同月下回る

労働社会保障省が26日、9月の正規雇用者は前月比で27万8085人増えたと発表したと同日付現地サイトが報じた。
9月の新規採用は192万人、解雇は164万人で、正規雇用者の総数は4282万5955人となった。昨年9月は33万177人増だったため、昨年同月比での正規雇用の増加はペースが鈍ったといえる。
ただ、ジョゼ・カルロス・オリヴェイラ労働相は、昨年同月は新型コロナのパンデミックから脱出しようとしていた時だったため、比較するのは好ましくないとしている。また、パンデミック初年の2020年9月は29万9400人増えたが、同年までの集計基準と現在の集計基準は異なっているため、同年の結果との比較も好ましくないという。
同相は昨年同月並びに一昨年同月よりも正規雇用者増が少なかった理由は説明していないが、今年は既に、214万人の正規雇用者増を見ており、年間での正規雇用者増は300万人を超えるはずと語っている。ただし、今年の累積も、昨年同期の250万人を下回っている。
9月の正規雇用者増を部門別に見ると、サービスが12万2562人、工業が5万6909人、建設が3万1166人、商業が5万7974人、農牧業が9474人だった。
地域別では、南東部が10万8219人、北東部が8万6658人、南部が3万8179人、中西部が2万5458人、北部が1万9400人増えた。
新規採用者の平均給与は1931・13レルで、インフレ調整後の数字で見ると、8月の1943・60レアルを12・47レアル下回っているという。