【25日の市況】イボベスパ指数1.20%下落、ドルは0.26%上昇

 米国がマクロ経済指標や企業のバランスシートを受けて上昇する一方、ブラジルの指数は選挙に連動して揺れ動いた。
 Ibovespaは火曜日(25日)、114.625ポイントで1.20%ダウンして終了した。ブラジル株式市場の主要指標は、最も重要なベンチマークが前進した外国で見られたものから、再び別の動きをした。
 ニューヨーク市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げペースを緩める可能性や、第3四半期の企業業績を投資家が依然として反映していることから、ダウ平均が1.07%、S&P500が1.63%、ナスダックが2.25%上昇した。
 国外の市場は明るく、大きなハイライトはナスダックだった。米国はまだ企業の四半期決算を反映しており、また大手ハイテク企業のバランスシートの公表を待っている。 これらの企業は、10年満期の国債の金利が下がったことでも、株価が上昇しているとみられている。
 先週、連邦準備制度が12月に50ベーシスポイントに、国の公式金利の上昇ペースを減速させるかもしれないという兆候があった。
 その結果、国債の利回りは再び低下した。年債は3.6bp低下の4.462%、10年債は15.7bp低下の4.075%であった。
 金利低下をもたらしたマクロ経済データのうち、コンファレンス・ボードによる消費者信頼感指数は102.5となり、コンセンサス値(106.5)を下回る結果となった。S&P が測定した 8 月の不動産価格は 0.7%下落した。どちらのデータも、経済の弱体化と、潜在的にはインフレの弱体化を示唆している。
 ブラジルでは、イールドカーブはまちまちな状態で終了した。2023年のDIは横ばい、2025年のDIは2bp増の11.84%、2027年のDIは3.5p減の11.67%だった。2029年および2031年のDIの利回りは、それぞれ3ポイント、2ポイント低下し、11.82%、11.92%となった。
 連邦政府の徴税データが出たが、これはプラスで、財政リスクの低減につながった。また、2023年後半までに中銀がセリック縮小を実施する可能性も高まっているとみられている。
 ブラジルの金利市場はIPCA-15の発表を好意的に受け止めていると市場は評価している。0.16%という数値は、予想を上回る良い数字だった。高値は航空券や香水など、変動の激しい銘柄に集中した。さらに、質的な面でもうまくいった。投資家は、中銀がいつ金利引き下げサイクルを開始できるかを考え始めるはずだが、これは次のインフレデータに大きく依存すると見られている。
 主なIbovespaの高値の中には、5.15%上昇したマガジンルイザ(MGLU3)、4.61%上昇したYdqus(YDUQ3)、2.78%上昇したコグナ(COGN3)の普通株式が含まれている。
 これらの企業は、次の日曜日に行われる決選投票で、共和国の大統領のポストにルーラ(PT)元大統領の勝利の場合にも利益を得る傾向がある。
 ブラジル市場全体の動きとしては、選挙に関連したものが多くなっている。先週、投資家はボルソナロ(PL)の勝利に賭けていたが、週末の出来事で、少し落ち着きを取り戻した。国有企業はより大きな被害を受けるとみるエコノミストもいる。
 ペトロブラスの普通株式および優先株式(PETR3;PETR4)は、それぞれ、より少ない1.50%と2.10%となり、再びIbovespaの主な下落銘柄の一つとなった。 バンコ・ド・ブラジル(BBAS3)の普通株は1.72%下落した。
 Ibovespaは、政治的なシナリオのために、再び他の国際的な証券取引所を下回る結果となった。昨日の取引終了後から今日の取引までの間に、新しい世論調査が出た。この世論調査では、ルーラの勝利というシナリオが続いているが、その差は大きくないと見られている。
 ドルは対レアルで0.26%上昇し、買いは5.316レアル、売りは5.317レアルとなった。外では、リスク回避の動きが強まる中、アメリカの通貨の強さを通貨バスケットに対して測る指数であるDXYは1%下落し、110.87ポイントまで下がった。

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