街角ちょっと見=作りたてCPFには制限あり?

CPF
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 長距離バスチケットの購入からワクチン接種まで、ブラジルではことあるごとに求められる納税者番号(CPF)。コラム氏は在伯歴4年になるが、恥ずかしながら昨年10月にようやく作成した。
 作成当時、ドラッグストアで買い物をした折、電子販売伝票(ノッタフィスカル)を発行するか尋ねられ、CPFを伝えると「番号が無い」と言われた。また、通販サイト「メルカドリブリ」登録時にもCPFが読み込まれず登録できなかったり、スーパー「ポン・デ・アスーカル」の自動レジでもCPFが読み込まれないということが続いた。
 「この番号ちゃんと機能しているのか?」と心配になり、行政代理人(デスパシャンテ)に頼んでブラジル連邦財務省国税局で調べてもらったが、状態は「通常(REGULAR)」で問題はない様子…。
 首をかしげながらも生活していたある日、携帯電話会社の月賦会員になるため、店舗を訪問。途中まで順調にいっていたが、やはりCPFで躓いた。すると従業員が「この番号はまだ履歴が少ないから使えませんね」と言うではないか。
 詳しく聞けば、作成間もないCPFは使用経歴が少ないことが原因で使えないことがあるらしい。使えないCPFを使わなければ、CPFは使えるようにならない…頓智か?結局、携帯の月賦会員になれず、とぼとぼと帰宅した。
 このことがあってから、店頭でCPFを求められるとマメに答えて使用経歴を積み上げている。税金申請をしっかり行うことも重要だ。マメにやっているおかげか作成から約1年が経ち、今はひっかかることも少なくなった。
 面倒で店側から番号を求められても答えない人も多いが、作って間もない人はこまめに使用することをお勧めする。(淀)

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