《寄稿》ノロエステ日本語お話発表会=コロナ禍に負けず無事に開催=中場マサ子

最後に発表生徒と教師で記念撮影
最後に発表生徒と教師で記念撮影

 コロナ禍のために2年ぶりとなった、ノロエステ日本語普及会(中場マサ子会長)の2022年度お話発表会が、去る9月24日(土曜日)、アラサツーバで開催されました。
 雨続きの近頃でしたが、当日はお天気も上がって、待ち焦がれていた皆の心が届いたかのような、雲一つ無い晴天でした。
 嬉しそうに会場へ向かう学習者や不安と緊張を隠し切れない学習者、それを見守る両親に祖父母と、様々な多くの顔が集合しました。
 アラサツーバ校にリンス校、弓場校、第一アリアンサ校、第二アリアンサ校、ミランドポリス校の6校から教師9人が出席しました。

挨拶する中場マサ子会長
挨拶する中場マサ子会長

 プログラム数は合計88個。対面参加とオンライン参加のハイブリッド形式での実施となり、今迄とは打って変わった発表会となりました。
 生徒司会12人で自分の学校生徒を紹介しました。
 宮田セリア先生の総司会で、教師と発表者が起立。亡くなられた役員や先生方に対して、一分間の黙祷が捧げられ、日伯両国歌と「われら日語校生徒」を斉唱しました。
 中場マサ子開会の辞に続き、アラサツーバ文化協会会長の本田秀人氏、ノロエステ日本語普及会名誉会長の白石一資氏、アラサツーバ校文化部長が挨拶をされました。皆さんの挨拶では、お話発表会に参加する生徒達は将来、人前で堂々と意見を発表出来る人材に成長するとの励ましの言葉や、教師や父兄、役員への感謝の意が述べられました。
 祝辞後、注意事項を述べ、生徒司会者に舞台へ上がって貰い、順番に進行して行きました。
 低学年から順番に発表。8歳のトップバッターは、きちんとお辞儀をして、堂々たるものでした。
 非日系発表者も多かったですが、流暢な日本語でした。
 自己紹介や、作文発表、劇をする人達、歌ったり、演奏したりと、お話発表会とは名ばかりで、何でもござれです。
 昔は全員、作文発表で、審査員が採点して順位を付けていました。
 でも、決まって同じ人が入賞して、段々参加者も減って来ました。
 それで、これではいけないとなり、オリンピックではありませんが、「参加する事に意義がある」と、作文発表は、一人でなくてもグループでも良し、劇でも歌でも、何でも「日本語で発表出来れば良し」という風に変更しました。
 お陰で、嫌がらずに喜んで参加してくれるようになり、現在に至っております。
 オンライン発表も工夫が凝らされ、しっかりと調べた発表内容のものもあり、思い掛けず学ぶ事も多かったです。
 最後に講評を述べて終了しました。発表生徒と教師全員には参加賞が授与されました。
 全員で会場の後片付けをした後、マスクを外して記念撮影をしました。撮影前に帰ってしまった生徒もいました。最後には楽しくおやつを食べて帰途に着きました。
 まだまだ、マスク着用者が大多数でしたが、コロナ禍にも負けず、開催地のアラサツーバの教師、役員、父兄の皆様方のお陰で無事、お話発表会を終了する事出来、感謝致します。

最新記事