《リオ市》マレー地区で銃撃戦=麻薬捜査で7人が死亡

 26日、リオ市北部のマレー複合地区で軍警の特殊作戦実行部隊(BOPE)による麻薬密売組織摘発捜査が行われ、少なくとも7人が死亡、26人が逮捕された。26、27日付現地紙、サイトが報じている。
 軍警によると、犯罪組織による麻薬密売に関する捜査はヴィラ・ド・ジョアン地区とヴィラ・ドス・ピニェイロス地区で行われた。今回の捜査では26人が逮捕され、マシンガン7丁、ピストル8丁、手榴弾、1トン相当の大麻、大麻の木50本、盗難車やバイク20台などが押収されている。
 捜査では激しい銃撃戦が展開され、高速道のヴェルメーリャ線、アマレラ線の2線が通行止めとなった。未明から捜査がはじまったこともあり、少なくとも同地区にある35の学校とリオ連邦大学が休校となった他、保健所も四つ閉鎖された。
 この銃撃戦では27日午後3時現在で7人の死亡が確認されている。26日昼過ぎの軍警の発表では5人が死亡し、26人が負傷、15人が病院に運ばれたとのことだった。だが、重傷者の中には病院に着く前後に亡くなる人もおり、死者がさらに増える可能性がある。目撃証言によると、死者の1人は捜査とは全く無関係の人だったという。逮捕者26人の中にも、入院加療中の犯罪者が含まれている。

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