サンパウロ日本人学校=援協に約3千レアル寄付=3年ぶり45回目

社会奉仕部の小松副部長と小田部長から寄付金を受け取る園田副会長(左から)
社会奉仕部の小松副部長と小田部長から寄付金を受け取る園田副会長(左から)

 サンパウロ市カンポ・リンポ区にあるサンパウロ日本人学校(植草貴久男校長)のPTA社会奉仕部(小田祐子部長)は24日、「愛の募金活動」として父兄から募った3055・55レアルをサンパウロ日伯援護協会(援協、税田パウロ清七会長)に寄付した。
 同日午後2時に小田部長と小松美波副部長がサンパウロ市リベルダーデ区の援協本部ビルを訪問。援協の園田昭憲副会長が4階の会長室で寄付金を受け取った。
 同校による寄付は、3年ぶり45回目。以前は、社会奉仕部から寄付金とともに衣類、雑貨や書籍などの物品も、援協をはじめとする各日系福祉団体に寄付されていた。しかし、コロナ禍の影響で2020年と21年は中止され、今回は援協施設への寄付金のみの寄贈となった。
 小田部長によると、24日現在の同校の生徒数は111人で、コロナ禍で減少していた中で最近になって少し増えたという。また、9月3日に行われる「カンポ・リンポ祭(文化祭)」には、以前から交流のあるサンパウロ州グァタパラ日本語学校の生徒も参加する予定だという。
 小田部長は「ブラジルで日本語が通じることは本当に助かります。日系の方々のお陰で快適に過ごさせていただいており、寄付によって少しでも皆様のお役に立つことができれば」とあいさつした。
 園田副会長は「以前から45回もご寄付をいただいており、本当にありがとうございます。皆様からの浄財を大切に使わせていただきます」と感謝の気持ちを表した。

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