《サンパウロ市》地下鉄6号線の工事を再開=トンネル掘削機事故後7カ月ぶり

 今年2月にサンパウロ市のマルジナル・チエテの車線まで陥没する事故を起こしたサンパウロ市地下鉄6号線のトンネル工事が再開された。8月31日現地サイトが報じている。
 2月の事故は同月1日、サンパウロ市北部アキノス区を走るマルジナル・チエテのアイルトン・セナ高速道方面行き車線のピケリ橋に近い6号線工事現場で起こった。半径約10メートルの大型掘削機「タトゥゾン」はこの時、地下14メートルでトンネルを掘る作業中だったが、その振動で3メートル上を通っていた下水管が破損した。
 大量の下水がトンネル内に流れ込み、側壁も壊れたため、将来はサンタマリア駅となる予定の穴が水浸しとなった上、穴に隣接するマルジナル・チエテのアスファルトが陥没。アイルトン・セナ高速道方面行き車線は通行止めとなった。
 マルジナル・チエテは土砂やコンクリートを流し込んで修復し、開通したが、タトゥゾンは作動するのに3班体制で50人ほどの作業員が必要なほど大掛かりなものの上、下水に浸かって機械の一部がダメになり、復旧にも時間を要した。
 中断されていた工事は8月31日に再開。7カ月に及ぶ工事中断にも関わらず、ロドリゴ・ガルシア・サンパウロ州知事は、「6号線は遅れずに開通する」と宣言。2025年開通の予定を変えていない。
 タトゥゾンは1日120メートルのペースで掘削を進めており、15キロほどを掘る予定だ。6号線は北部ブラジランジアからリベルダーデ区のサンジョアキン駅までをつなぐもので、ここで地下鉄1号線と連結する。

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