渡邊聡太副領事が月末帰任=「ブラジルの可能性知られていない」

渡邊聡太副領事
渡邊聡太副領事

 在サンパウロ日本国総領事館で経済班と広報班の職務を兼任してきた渡邊聡太副領事(37、千葉県)が28日に帰任するにあたり、18日に編集部を訪れた。
 着任は2018年6月。一番印象に残った出来事を尋ねると、「2018年の県連日本祭りで、眞子さまをお待ちする日系人の皆さんのワクワク感、空気、熱量に感動しました」と振り返った。
 サンパウロ市の日本文化広報施設「ジャパンハウス」の運営にも携わる中、19年3月にパンデミックが発生。「20年4月から7月、すごい数の駐在員が帰国しました。その際、企業のコロナ対応や日本の水際対策への問い合わせなどの対応はてんてこ舞いでした。企業撤退もあって会議所の会員数が減り、中韓勢力が現地で強まるのを肌身で感じました」という。
 4年間の経験から「ブラジルはポテンシャルが高い。ここにいる間、たくさんの日本進出企業が奮闘する姿を見せてもらいました。日本企業で活躍する日系人の存在は欠かせない。遠いせいか、日本ではブラジルの可能性がまだ知られていない」と痛感しているという。
 元々は海外企業買収の最前線に身を置いてきただけに、最初は畑違いの仕事に目を白黒させた。「官民人事交流制度のおかげで、こんな経験ができ感謝しています」。帰任した後は、出向元のキヤノン経営企画部に戻る予定。

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