《ブラジル》ロック・イン・リオ=犬型ロボットや無人機も導入=イベント中の治安対策に

ロック・イン・リオでの治安対策に使われる犬型ロボットのイエロー(SegurPro/Divulgação)

 ブラジル最大の音楽イベントの一つ、ロック・イン・リオのスタッフに、リスボンでのロック・イン・リオなどでも活躍した犬型ロボット「イエロー」が参加すると24日付エスタード紙電子版や25日付G1サイトなどが報じた。
 ロック・イン・リオは9月の2~4日と9~11日に、リオ市西部のオリンピック公園で開催される。3年ぶりの大規模イベントには70万人以上が参加すると見られており、その警備には、大型企画向けの特別な訓練を受けた2千人に上る警備担当者と25匹の警察犬が配置される。
 また、防犯カメラ130台、夜間カメラ2台、赤外線カメラ1台、周辺レーダー2機、自動ドローン(無人機)2機、ボディカメラ30台、顔認識ソフトに加え、犬型ロボットのイエローが導入される。
 イエローは第5世代(5G)のインターネットサービスを使いこなすハイテクロボットで、火災などによる通常とは異なる温度の発生や不審な出来事を察知し、オペレーションセンターにいる担当者達にリアルタイムで伝えるだけでなく、周囲の人々の命が危険にさらされるような状況や、イベントの安全性を損なうようなリスクが生じた場合には自らの身を呈して警備にあたる。
 また、イベントそのものや移動、天候などに関する情報、イベント中も心地よく過ごすためのアドバイスなどをSMSで流すなど、いたるところでハイテクが利用されたイベントとなる予定だ。

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