ブラジル独立200周年=「最高のパレードをブラジルに」=実行委員会が準備状況報告

準備報告を行う福原カルロス実行委員長
準備報告を行う福原カルロス実行委員長

 日系主要6団体が主催し、サンパウロ市リベルダーデ区で9月4日に実施するブラジル独立200周年市民パレードの準備報告会が10日、サンパウロ市同区のブラジル日本文化福祉協会(文協)ビル内2階の貴賓室にて行われた。

 パレードを主催するのは、文協、サンパウロ日伯援護協会、ブラジル日本都道府県人会連合会、ブラジル日本商工会議所、日伯文化連盟、リベルダーデ文化福祉協会。報告会ではパレードスケジュールや出場団体の発表が行われ、福原カルロス実行委員長は「パレード企画の実施は、我ら日系団体にとって重大な責任を伴うものである。最高のパレードをブラジル社会に提供したい」と意気込みを語った。
 パレードは午前10時、リベルダーデ大通りとバロン・デ・イグアッペ街の交差点から開始。サンパウロ州軍警騎馬隊と陸軍音楽隊が開幕演目を披露する。同騎馬隊がブラジル旗と27州旗を掲げながら9月7日広場とグロリア街の交差点に向け行進を始め、その後ろを日本国旗と47都道府県旗を掲げた日系グループが行進する。
 パレード中盤には、日伯両国歌やブラジル独立賛歌の斉唱、日系6団体と在聖総領事館代表者がブラジルへ感謝を表す式典が行われる。
 パレード終了後、日本伝統芸能の披露イベントが同ルート上で行われる。演目披露はパレードルート上に設定された3つの地点で行われる。第1地点はバロン・デ・イグアッペ街前、第2地点はエストゥダンテス街前、第3地点は9月7日広場前。各演目の披露時間は3分間で、演目を披露し終えた団体は次の地点へ移動し、演目を披露していく。
 現在決定している演目は次の通り。

長崎龍踊り
長崎龍踊り

 ▼琉球國祭り太鼓▼レプレーザ阿波踊り▼長崎龍踊り・獅子舞▼鳥取シャンシャン傘踊り▼レキオス芸能同好会エイサー太鼓▼空手(4団体共同)▼リズム体操▼ブラジル琉球舞踊協会▼忍術武道体術武神館服部半蔵道場▼健康体操▼よさこい▼モニカと仲間たち・コスプレ・ローリタ▼ブラジル剣道連盟▼和太鼓・パラーダ太鼓▼掃除と踊り▼グランドフィナーレ。
 パレードロジスティクス担当の大城アレシャンドレさんは「舞台上で披露することを前提とした芸能演目をどのようにして応用するかが大きな課題となっています」と語った。

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