《ブラジル》選挙時の軍派遣で大統領令=投開票の安全確保のため

 ボルソナロ大統領が12日、10月の統一選挙での安全確保と投票監視のため、軍を派遣する事を決め、同日付連邦官報に大統領令を掲載したと同日付現地サイトが報じた。
 大統領は11日、選挙高裁のアレシャンドレ・デ・モラエス判事とリカルド・レワンドウフスキー判事の訪問を受け、16日の正副長官就任式の案内を受け取った。同日は選挙キャンペーン初日のため、大統領は出欠の返事を控えたが、会談では選挙が平和裏に行われる事を願っている事などを伝えたという。
 軍派遣は投開票を保証するためで、派遣場所や派遣期間は選挙高裁が決める。
 今回の統一選挙で選ばれるのは大統領、知事、上議、下議、州議並びに連邦直轄区区議で、投票日は10月2日(決選投票は同月30日)だ。投票はブラジリア時間の午前8時~午後5時で、国内の5570の自治体全てで同時に行われる。
 有権者の総数は1億5645万4011人で、内69万7078人は国外に設けられる181カ所の投票所で投票する事になる。

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