《ブラジル》10歳少女強姦殺人の容疑者が自殺=精液のDNA鑑定受けたのち

パン屋に買い物に行く途中のバルバラちゃん。街路の防犯カメラの映像(Reprodução/Redes sociais)

 【既報関連】ミナス・ジェライス州市警が、同州ベロ・オリゾンテで3日に遺体で見つかった50歳の男性が、7月末に殺害された10歳の少女の殺害犯と断定した。10~11日付現地紙、サイトが報じている。
 この発表は、同州ベロ・オリゾンテ大都市圏リベイロン・ダス・ネーヴェスで起きたバルバラ・ヴィクトリア・ヴィタリノ・ロドリゲスちゃん殺害事件に関するものだ。バルバラちゃんは7月31日、近所のパダリア(パン屋)にパンを買いに出かけたきり、行方がわからなくなっていた。
 そのパダリアの防犯カメラには、バルバラちゃんが男性に追われて走って逃げている映像が映されていたため、1日にはその男性が取り調べを受けていた。この男性が今回、遺体で見つかったパウロ・セルジオ・デ・オリヴェイラ容疑者だった。同氏はこの時点で犯行を否定していた。
 だがバルバラちゃんは2日、雑木林から遺体で見つかった。少女は強姦されており、精液などから犯人を特定するため、オリヴェイラ氏からもDNA鑑定用のサンプルが提出された。翌3日、同氏は身を寄せていた叔母の家から遺体で見つかり、自殺を図ったと見られている。
 鑑定の結果、DNAが一致したことで、オリヴェイラ氏がバルバラちゃんの強姦犯であったことが確認された。警察は、バルバラちゃんは強姦後に絞殺されたとしたが、強姦や殺害の現場は特定されておらず、捜査は継続中だ。

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