《ブラジル》レストランでガス爆発=充填中に手違い、8人負傷

 5日午前、サンパウロ市西部バラ・フンダで炊事用ガスボンベ(ボチジョン)が爆発し、8人が負傷する事故が発生した。5日付現地サイトが報じている。
 爆発が起きたのは午前9時頃で、バラ・フンダ区テイシェイラ・エ・ソウザ街にある「Mayer」と呼ばれるレストランで、バロン・デ・テフェー街からコンデ・フランシスコ・マタラゾ・ジュニオル広場にかけては、爆風などの影響を受けた家屋や車が出た他、爆破で崩壊した建物の壁などの破片も広範囲に飛び散った。
 通報を受けた消防は消防車10台を派遣。11時頃には鎮火したが、防災局がその後の調査を行っている。
 現場はサッカー・クラブ、パルメイラスの本拠地のスタジアム、アリアンツ・パルケの近くでもある。飛び散ったガラスなどの破片は通りがかりの車にも当たったという。
 この爆発では8人が負傷。8人の内、35~61歳の4人は病院に運ばれ、手当を受けている。特に重傷なのは爆破したレストランの店長(59、通称セウ・カルリーニョス)で、全身に2~3度の火傷を負ったが、意識はしっかりしているという。
 火災の原因は調査中だが、レストランにガスを供給する業者の従業員が充填作業中に手違いを起こしてしまい、それが引火、爆発につながったものとみられている。

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