《ブラジル》ポン・デ・アスーカル創業者の息子59歳で急死=心筋梗塞、社交界の有名人

 スーパー・マーケット最大手の「ポン・デ・アスーカル」の経営者アビリオ・ジニス氏の息子で、社交界きっての有名人、スポーツ推進家としても知られた企業家のジョアン・パウロ・ジニス氏が7月31日に急死した。7月31日、1日付現地紙、サイトが報じている。
 親族らの話によると、ジョアン・パウロ氏は7月31日、リオ州パラチーでランニングを行った後、シャワーを浴びている間に亡くなったと見られている。留守にしていた家族が戻ってきた時は既に浴室で息絶えていたという。1日付現地サイトでは心筋梗塞を起こしたと報じられており、1日にサンパウロ市パウリスタ地区で家族や近親者による葬儀・埋葬が行われた。
 ジョアン・パウロ氏はポン・デ・アスーカル・グループ(GPA)の御曹司として知られていたが、20代だった80年代にはトライアスロンやマラソンなどのスポーツに没頭し、ニューヨーク、パリ、ロンドンなどの大型マラソン大会にも出場している。この経験は後年、GPAがサンパウロ市のマラソン大会のスポンサーになったことにもつながっている。
 また、2001年にはサンパウロ州サンセバスチアンでヘリコプターの墜落事故を体験。この事故では、同乗していた恋人でモデルのフェルナンダ・ヴォージェル氏を亡くしている。
 近年はGPA関連のレストランの経営を行うほか、スポーツ財団を通して、ラグビーの推進やオリンピック、パラリンピック候補選手の支援などを行っていた。

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