《ブラジル》妻と子供をナイフで殺害=逃走中の夫がサンパウロ州で逮捕

 サンタカタリーナ州ブルメナウで妻と生後3カ月の息子を殺害して逃走していた犯人が27日夜、サンパウロ州で逮捕された。27日付現地サイトが報じている。
 殺害事件が起きたのは23日夜~25日未明で、ジェシカ・バロックさん(23)とわずか3カ月だったテオ・ペレイラちゃんの遺体は25日朝、自宅に駆けつけた警察が発見した。2人とも首を刃物で刺され、大量の血を流して死亡しており、凶器のナイフも自宅で見つかった。
 市警は早くから、ジェシカさんの夫のクレベル・エンリケ・ペレイラ氏(28)を容疑者として捜索を始めていた。同件では1歳10カ月の息子が行方不明となっており、その件でも捜査を進めていた。
 ペレイラ容疑者は26日夜、サンパウロ州内陸部のパウリーニアで逮捕された。同容疑者はカンピーナス市の裁判所で身柄拘束に伴う審問を受けた後、ブルメナウに移送され、取り調べを受ける見込みだ。
 なお、同容疑者の逮捕前には、行方不明となっていた1歳10カ月の息子は、ミナス・ジェライス州在住の同容疑者の両親に預けられていることも判明している。
 殺害の動機の解明は今後の捜査を待つ必要があるが、ジェシカさんとテオちゃんは26日に埋葬された。

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