おしゃべりパパガイオ

 昨日も伝えた、21日にリオ市北部アレモン地区のファヴェーラで起きた軍警、市警による合同捜査での銃撃戦での死者は、当初発表の5人から18人に増えた。22日はさらに1人、民間人が亡くなった。最近のリオでの捜査は死者の多さが目立つが、ボルソナロ大統領は今回も、亡くなった軍警1人だけの死を惜しみ、巻き添えとなった近隣住民女性らの死には触れなかった。その上、リオ市での捜査を西部劇に例える発言まで行っている。ハリウッドのアクション映画のヒーロー側だけを見たような発言はボルソナロ氏にはおなじみだが、警察の暴力問題にはなおも関心が薄いままか。
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 リオ市北部メレール区にある書店「ベレ・エポッケ」で21日に火災が発生。店は全焼し、1万冊ほどあった本も焼けてしまった。同書店は文学愛好家たちにとっての名物書店で、ブラジルの文豪に関する貴重な批評本や発売禁止になったマシャド・デ・アシス(1839〜1908年)の書物なども取り扱っていたという。リオ州では既に、複数の大手書店がベレ・エポッケの再興支援を希望する声明を出している。
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 サッカーの全国選手権は今週末が折り返し点となる第19節だ。首位パルメイラスは明24日にアリアンツ・パルケでインテルナシオナル戦。勝ち点差4で追う2位コリンチャンスは敵地ベロ・オリゾンテで勝ち点で並ぶアトレチコ・ミネイロと対戦。パルメイラスとの差を離されぬよう踏ん張りたいところ。

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