【22日の市況】Ibovespaはウォール街と共に下落するも週足では2.45%上昇、ドルは僅かに上げ

 米国ではTwitterやSnapなどの企業の四半期決算はコンセンサスを下回り、市場に悲観論をもたらした。ブラジルでは、5回のセッションでの連続高を中断し、Ibovespaは金曜日(22)、0.11%下落して98,924ポイントで閉じた。しかし、週足ではブラジル株式市場の主要指数は2.45%の高値を記録した。
 
 ニューヨークでは、ダウ平均が0.43%、S&P500が0.93%、ナスダックが1.87%それぞれ下落したが、いずれも過去5日間の累積では上昇した。
 通常、金利が低いときに好調なテクノロジー企業は、悪い結果が提示されたため、強い下落があったと見られている。スナップとツイッター(TWTR34)のバランスシートはコンセンサスを下回って予想より悪い結果となり、このセクターに悲観的な見方をもたらした。ナスダック指数は、米国の同業他社の中で最大の下げ幅となった。1社目の株価は39.08%下落で取引を終えた。
 一方、米国ではPMIが予想を大きく下回り、金利低下圧力が高まっていると、マクロ経済データの発表について説明する見方もある。10年物国債利回りは15.2ベーシスポイント低下の2.756%、2年物国債利回りは12.3ポイント低下の2.972%だ。
 金利面では、やはりロシアとウクライナの小麦供給に関する合意が大きかった。食品部分が世界的にインフレ圧力をかけているので、これは良いニュースと受け止められている。この面での値上げが緩やかになれば、インフレ率も落ち着く可能性がある。それをうけ、小麦は6%近く落ちている。
 金利面の改善により、ドルは世界的に強さを失いました。DXYは0.29%後退し、106.60ポイントとなった。ブラジルでは、商業ドルが買い5.498レアル、売り5.499レアルと0.05%高で安定した終値となりました。この週は約1.3%の高値となった。
 ブラジルの通貨は、世界的な成長率の低下を見越したコモディティ価格の下落により、一部で苦境に立たされたようだ。ブレント原油は0.64%減の103.20米ドルで取引を終えた。

 しかし、イールドカーブは、国外の動きに追随する形で推移した。2023年のDIの利回りは5ポイント低下の13.86%、2025年のDIの利回りは20ポイント低下の13.24%であった。2027年型DIの料率は17ポイント低下し、13.20%となった。2029年物は15ポイント下落し、13.30%となった。
 Ibovespaの最高の上昇の中で4.62%増、BRF(BRFS3)の普通株式は、農産物の下降の動きの中で上げている。スザノ(SUZB3)が2.78%増、サベスプ(SBSP3)が2.76%増だった。
 マイナス面では、5月に損失を計上したIRBブラジル(IRBR3)のON株が8.26%下落した。マガジン・ルイザ(MGLU3)とヴィア(VIIA3)のON株は、それぞれマイナス4.98%と4.56%だった。

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