《ラテンアメリカ》大学ランキングで上位10校中7校がブラジル勢=USPが6年連続で2位に

USP学内の様子(Gaf.arq, via Wikimedia Commons)

 14日、ラ米の大学ランキングが発表され、上位10傑の中にブラジルの大学が7校入った。14日付現地サイトが報じている。
 このランキングは英国の権威のある教育関連誌「タイムス・ハイヤー・エデュケーション」が14日に発表したものだ。
 それによると、1位はチリのチリ・カトリック大学で、2位にサンパウロ総合大学(USP)がつけている。USPは6年連続の2位だ。
 3位はサンパウロ州のカンピーナス総合大学(Unicamp)でこちらも2年連続の3位だ。4位には前年は9位だったサンパウロ連邦大学(Unifesp)が上がっている。
 ブラジルからはその他にも、サンタカタリーナ連邦大学が6位、リオ・グランデ・ド・スル連邦大学が8位、ミナス・ジェライス連邦大学が9位、リオ・カトリック大学が10位に入っている。
 11~20位にも、リオ連邦大学(11位)、サンパウロ州立パウリスタ大学(12位)、ブラジリア大学(15位)、サンカルロス連邦大学(17位)、ヴィソザ連邦大学(19位)、パラナ連邦大学(20位)の6校が入っている。
 このランキングでは13カ国の大学から上位197校を掲載しているが、ブラジルは72校で、圧倒的多数となった。以下、チリ(30校)、コロンビア(29校)、メキシコ(26校)と続いている。

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