JICA助成で倉庫落成=SMAスールブラジル農協組合

川村怜子次長と山下前組合長
川村怜子次長と山下前組合長

 サンパウロ州サンミゲール・アルカンジョ(SMA)市のSMAスールブラジル農協組合は15日、国際協力機構(JICA)による助成を受けて行った倉庫設立の記念落成式を、倉庫のある同市コロニアピ・ニャールで実施した。
 同組合は1970年に入植者70人で発足し、現在は近郊農業者470人が組合員となっている。今回建てられた倉庫の面積は約1千平方メートル。落成式ではJICAブラジル事務所川村怜子次長、山下高広前組合長がテープカットを行い、周辺農家の見学を行った。
 その後、同地文協会館にて昼食会を行い、組合員や文協会員100人が集まった。昼食会に参加したパウロ・リカルド・デ・オリヴェイラ同市長や古屋ロベルト組合長らが倉庫落成の祝辞を述べ、コロニア・ピニャール文化体育協会の西川修治会長や同地の日本語モデル校の徳久俊行校長は、会館の改修や教材の援助などJICAの支援に感謝を述べた。
 文協婦人会による、いなり寿司や巻きずし、シュラスコが振舞われ、コロニア・ピニャール日本語モデル校の生徒たちによるお礼の和太鼓演奏も行われた。
 川村次長はその後、青年図書館と同日本語モデル校を視察した。

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