楽書倶楽部63号を発刊=心筋梗塞体験談、旅行記など

63号の表紙
63号の表紙

 日毎叢書企画出版が『楽書倶楽部』63号を発刊した。
 同書には随筆や翻訳など40作品が収録されている。毛利律子さんの『ブラジルでの心臓手術初体験談』では、心筋梗塞の強烈な体験が描かれる。いわく「今までに体験したことのない冷や汗が体から吹き出てきます。それは、すぐに冷や水を全身にかぶるという具合で、すぐにびしょ濡れになりました」「モウ私、これで死ぬのかな…」と思ったほどだったとか。
 井畑ひろ子さんの『パラナ州クリチーバ市に引っ越して』では、長女の住む同市に引っ越して感じた、物珍しい街の様子(失業者が「ピンガ飲みたい」とのプラカードを掲げている)や、快適な暮らし振りが淡々と綴られている。
 吉村維弘央さんの『チリ~ブラジルバス旅行⑦』では、国境を超えると使う言葉も変える乗客の姿や、アルゼンチン入国時にいじめを受けるチリ人の様子など興味深い体験談が描かれている。
 次号への作品投稿締め切りは7月10日まで。随筆、旅行記、思い出、体験談、ツイッター(ぼやき、つぶやき)の寄稿のほか、写真、絵画も投稿出来る。
 申し込み先は前園博子さん(電話=11・3341・2113、メール=nitimaisousho@gmail.com)、石田勉さん(電話=11・3208・8040、メール=ishitsusp@gmail.com)まで。
 楽書倶楽部サイト(https://tsuishi.wixsite.com/shinrakugaki)では創刊号や特別号・記念号等も閲覧できる。
 なお、同出版では小冊子の編集・製本を手掛けており、「あなただけの小冊子を作りませんか。お気軽にご相談ください」と呼びかけている。

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