《ブラジル》元リオ州知事が懲役425年に=汚職で17年の禁固刑加算で

セルジオ・カブラル元リオ州知事(Wilson Dias/ABr, via Wikimedia Commons)

 セルジオ・カブラル元リオ州知事(59歳)が5月31日、またしても汚職で実刑判決を受け、これで累積実刑年数は425年に到達した。
 今回の容疑は2014年W杯開催に伴うマラカナン・スタジアムの改修やファヴェーラの都市化計画、地下鉄4号線建設などで、オデブレヒト社から7800万レアルの収賄を受けたというもので、17年の禁固刑になった。
 「懲役425年」を文字通り実行すれば、何回生まれ変わってもずっと刑務所生活になりそうだが、そこは南米。ブラジルでは懲役の最高30年に決められている。とはいえ、2016年に逮捕されたばかりなので、30年は遠い先だ。
 これが世界最長の懲役期間とおもいきや、タイでは1989年に2億400万ドルの詐欺容疑で逮捕された犯人に約14万年が言い渡されている。それに比べれば、カブラル元知事はまだまだ?

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