こどものその、設備改修お披露目=JICA、約164万レ助成

記念プレート前での記念撮影(左から江口所長、小田理事長、桑名総領事)
記念プレート前での記念撮影(左から江口所長、小田理事長、桑名総領事)

 知的障害者の生活支援活動を行う社会福祉法人「こどものその」(小田セルジオ会長)の、国際協力機構(JICA)助成による設備改修お披露目式が11日、サンパウロ市イタケーラ区の同団体施設にて行われた。
 こどものそのによると、JICAによる助成金額は約164万レアルで、施設入居者用寝室や生活治療活動エリアの設備改修が行われた。川守田事務部長によれば、同施設は60~70年代に建てられ、長年に亘る使用によって設備は老朽化していたという。
 お披露目式には江口雅之JICAブラジル事務所長、桑名良輔在サンパウロ総領事らが出席。江口所長は「障害者はマイナスなイメージを持たれがちですが、皆それぞれに特別な才能を持ち、立派な働きを日々行っています。改修に協力できたことをとても光栄に思います」と語り、今後も支援を継続していく意向を示した。桑名良輔総領事は「こどものその」の今日までの活動に対し、謝辞を述べた。
 同施設居住者のプリシーラさん、チエミさん、アユミさんから感謝状と同施設で作成された陶磁器の記念品が桑名総領事、江口所長、蛯原忠雄ブラジル日報理事長へ贈られた。
 参加者らは改修箇所の見学後、記念プレートの除幕を行い、頃末アンドレこどものその評議員会長の乾杯の音頭で、軽食を取りながらの歓談を行った。

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