宮城仙台芋煮に入れても良し=オラプロノービス体験旅行

こいのぼりの下で集合写真を撮った参加者ら
こいのぼりの下で集合写真を撮った参加者ら

 オラプロノービス日本食探求会(中沢宏一代表)は12日、中沢代表の経営する聖州アチバイア市のオラプロノービス農場への「オラプロノービス体験旅行会」を行った。会員ら24人が参加した。
 オラプロノービスは、ミナス料理などで使用される葉野菜で、濃い緑の葉色とねばねばした食感が特徴。プロテイン含有率が約25パーセント、豊富なビタミン、ミネラルが含まれる事でも知られる。
 中沢代表の農場の総面積は7アルケールあり、その内1アルケールを使ってオラプロノービス栽培を行っている。その他にはモリンガ、長ネギなどの栽培を行っている。
 参加者らは農場を見学した後、オラプロノービス体験会として、オラプロノービスが入った「宮城仙台芋煮」を振舞われた。参加者からは「美味しい。オラプロノービスが日本の鍋料理に合うとは」と驚きの声が聞かれた。そのほか、餅つきやモリンガ茶の試飲会も行われた。

中沢スポーツ教育センターも視察

 同農場は、50年前に中沢代表が購入。30年前には日伯サッカー交流を目的とし『中沢スポーツ教育センター』が設立され、昨年まで5年間サンパウロ州2部アチバイアFCの拠点だった。50人が泊まれる留学生寮を完備しており、リフォームして貸し出す計画もあるという。
 参加者の一人で、コロニア・ピニャールに同様の宿泊施設を持つ天野鉄人さんは「うちルより条件が良いな」と感心していた。

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