オレンジレンジ独占インタビュー=ブラジルでも大人気の秘密聞く=いずれ公演の可能性も!?(1)

 現在ブラジルで暮らす日系人、約200万人の1割が沖縄にルーツを持っている。その日系コミュニティーだけでなく、非日系ブラジル人の間でも有名な沖縄発のバンド、オレンジレンジがブラジル日報姉妹紙のNipponJaの独占インタビューに応じた。紅白にも出場経験のある5人組ロックバンドで、今年結成21周年を迎えた。ボーカル、RYOさんにブラジルについてに加え、自身のルーツと音楽への想いを尋ねた。(城間理花記者)

取材に応じたボーカル、RYOさん(提供写真)
取材に応じたボーカル、RYOさん(提供写真)

 RYOさんは「ブラジル」と聞いて、すぐに連想するのは「やはりサンバ」と前置きして、「僕が学生だった時、沖縄でもレゲエがすごい盛り上がった時代があって、その頂点にいるような僕の先輩が『世界の人間が一番テンションが上がる音楽はサンバだ』って言ってたんですね、レゲエをやってる人なのに。その人は実際ブラジルに行って、何年も住んで、そう感じたそうなんです。僕もそれを目の当たりにしてみたいですね。その話を聞いた時に、『ブラジルの人は、楽しむということが世界で一番得意な国民なんじゃないかな』と思いました」とブラジルに対する印象を語った。
 現在、ブラジルで暮らす沖縄系の子孫たちは、医療や、政治、企業の役職者など、様々な業界で活躍している。1908年から続く移民の歴史や沖縄とブラジルの深い関係について、RYOさんはもちろん知っていたと言う。
 「学校の教科書にも出てくるお話なので、沖縄県民のほとんどは知ってると思います。でも、やはり、本当に遠いので、目の当たりにすることができないという寂しさもあります。今ブラジルにいる沖縄にルーツを持つ方々に『沖縄県民はちゃんとそれを知ってるし、勇気になってる』と言いたいです」
 「沖縄県民であることを本土の人からバカにされた時代もあった。そんな中でブラジルでこうやって沖縄にルーツを持つ方々が頑張っているということは、『沖縄県民は大丈夫なんだ』って、僕たちにとって本当に力になっていると言い切れます。そう伝えたいです」

 来年はブラジル移民115周年の節目の年。オレンジレンジに記念公演を望むブラジルのファンは多い。将来的にブラジル公演の可能性はあるのか尋ねてみたところ、「はい、大いにあると思います」と返答。既にブラジルでライブを行っている、同じ沖縄発のバンド「HY」や、アニメ系のイベントなどに何度も出演している「FLOW」などから、ブラジルの印象についていろいろ聞いているのだと言う。
 特にFLOWからは「オレンジレンジは絶対にブラジルでライブをするべきだ」と勧められているそうだ。「すごい行きたいなっていう気持ちもあるし、やっぱり今、こうやって取材をしてもらってるっていうのも、こういうことに繋がるんじゃないかなと思って、可能性は膨らんできてます」とブラジル公演実現に好意的な様子だった。
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 結成21周年を記念してアリーナ規模で大きなイベント「ORANGE RANGE ㊗️21周年! スーパーウルトラちゅらちゅらカーニバル」を5月14日(土)と15日(日)に予定している。
 「今までの自分たちを出し切りたいなというところで、21年目に先駆けるというか、懸け橋になるようなことをしたいなと思ってます。そこで、一曲もかぶらない二日間をやろうと準備中です」と語った。同イベントは動画配信サービス「U―NEXT」で独占生配信される。(つづく)

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