コラム「サビアのひとり言」

 個人的な支払いのために最近、サンパウロ市リベルダーデ区のブラジル銀行に行った。受付でもらった番号票を手に1時間弱ほど待っていたが、一向に自分の番号が呼ばれない。平日の午前だったこともあるが、支払い等で銀行に来ているのは比較的お年寄りが多く、「高齢者優先措置」のためか後から来た人々がどんどんと番号を呼ばれていく。その状況を見ていた警備員もさすがにおかしいと思ったのか、自分の番号票を見てもらうと、「この番号はここでは応対しない。1階に行け」と促される。仕方なく1階に行き、職員に確認すると、「これは1階でもなく、受付番号そのものが間違っている」と説明された。結局、もう一度受付で番号票をもらいなおし、ようやく支払いをすることができたが、物事が円滑に進まないのがブラジルの常か。

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