2年ぶりマリリア・ジャパン・フェス=4日間で6万5千人が来場

開会式の様子
開会式の様子

 マリリア日系文化体育協会(水野ケンイチ会長)は4月21~24日、サンパウロ州マリリア市の総合運動場「Nikkey Clube Marília」にて「第19回ジャパン・フェス」を開催し、約6万5千人が来場した。コロナ禍による中止を経ての2年ぶりの開催となる。地元テレビ局「TV TEM」、マリリア市役所協力。
 会場では地元農産物の品評会や即売会が実施され、日本食の販売や、企業展示、コーヒー販売、射的、盆栽や押し花などの日本文化紹介も行われた。移動遊園地も設置された。
 特設舞台では和太鼓や歌謡ショー、ミスコンテスト、マリリア市の青年グループらによるK―POPダンスなどが披露された。
 2日目に行われた開会式には、ダニエル・アフォンソ・マリリア市長、在サンパウロ日本国総領事館桑名良輔総領事らが出席。挨拶に立った水野会長は「全員がいたからこそできた」とイベント開催協力者らへ感謝の言葉を述べた。
 桑名総領事は、ブラジル日本人移民史におけるマリリア市の重要性、同地へ入植した日系移民らの功績、2018年に当地をご訪問された眞子さまに対する当地の歓迎の様子を振り返り「初期移民の方々とその子孫の皆さまに感謝を申し上げます」と祝辞を述べた。
 同イベントでは、入場料を徴収せず、1キロの保存がきく食材の寄付を受け付けた。計約4トンの食材が集まり、マリリア市社会支援基金に寄付された。

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