《ブラジル》リオが14、20、22日などを任意休日に=パンデミックで遅らせたカーニバルに合わせ

 14日の「洗足の木曜日(聖木曜日)」と20日、22日を任意休日にすると、リオ州とリオ市が8日に発表したと8~11日付伯字サイトが報じた。
 14日は10日から始まった「セマーナ・サンタ(聖週間)」の一環で、国の祝日でもある15日の「パイション(受難日)」の前日。この日を休みにすると、17日までの4連休となるところが出てくる。
 14日を任意休日とする自治体はリオ州やリオ市に限らず、アクレ州都のリオ・ブランコ市や北大河州都のナタール市、大聖市都市圏のオザスコ市など、複数の市が任意休日とする事を決めている。また、17日の復活祭(イースター)前日の土曜日を任意休日とする自治体もある。
 他方、20日と22日は21日の「チラデンテス」の休日の前後で、リオ州とリオ市では25日までの5連休となる会社なども出てくる見込みだ。

リオのスペシャルグループのパレード(Fernando Grilli – Riotur)

 リオ市では21日から25日に、3月1日のカーニバル(同市では市の誕生日で休日)ある)の前後に行われるはずだったが、新型コロナの感染状況悪化で今月に延期されたエスコーラ・デ・サンバのパレード(行進、デスフィーレ)が行われるため、イベントに合わせた任意休日ともいえる。
 任意休日は国があらかじめ発表した休日とは異なり、各自治体が定める事ができる休日で、企業などがその日を休日扱いとするかは個別の判断となる。
 任意休日は公的機関や市場、銀行などが業務を停止する可能性がある。病院などの生活必需サービス機関は通常通り機能するところもあるが、新型コロナやインフルエンザなどの予防接種を行う保健所(UBS)は休みとなる可能性があるので確認した方がよい。

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