須賀吐句志さん=米寿記念で『文芸の道』上梓

『文芸の道』の表紙
『文芸の道』の表紙

 サンパウロ州ポンペイア市在住で47年の句歴を持つ須賀吐句志(とくじ)さん(89歳、和歌山県出身)が2020年5月、米寿を記念して俳句・短歌・川柳の句集『文芸の道』を上梓した。
 須賀さんは20年当時、米寿の祝賀会を行う予定だったが、新型コロナウイルスの蔓延で取りやめとなり、子供たちの勧めもあって同句集を出すことになったという。
 須賀さんは09年4月にも、結婚50周年(金婚)を記念して句集『熊野灘』を上梓しており、今回の『文芸の道』にはその後の約10年間で作った俳句・短歌・川柳を自選し、伊那宏氏が編集協力している。
 須賀さんは「この度の『文芸の道』出版を以って我が人生一つの大きな節目とし、さらなる余生の日々を、今まで通り日本語文芸と共に恙なく過ごして参りたいと願っております」と、あとがきで記している。

 

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