ブラジル陸軍の医療を支え=呉屋セルジオ氏、少将昇進

呉屋セルジオ少将
呉屋セルジオ少将

 ブラジル陸軍衛生隊副隊長及び医務技官の呉屋セルジオ氏(57、2世)が3月31日付けで、大佐から少将に昇進した。
 呉屋氏の両親は沖縄県出身、呉屋氏は1965年に南麻州カンポ・グランデ市で生まれた。
 医師としては、一般外科を専門とし、89年に同州連邦大学医学部を卒業、92年にサンタカーザ・デ・カンポ・グランデ病院で研修医となり、2002年にエバンジェリコ・デ・クリチバ病院で集中治療医学研修医に、10年にブラジル集中治療医学協会の集中治療医学科を卒業した。06年に、パンタナル開発大学病院管理学大学院を卒業した。クリチバ総合病院やカンポ・グランデ総合病院などに勤め、アンゴラ共和国にも赴任。16年にカンポ・グランデ軍区病院で勤務し、19年にブラジリア軍区病院の院長となった。
 軍歴は、1990年に第17機械化騎兵連隊(17º regimento de cavalaria mecanizada)に予備官として入隊。その後、第10機械化騎兵連隊(10º regimento de cavalaria mecanizada)医務総監に任命された。
 これまでに軍事金メダル(Medalha Militar de Ouro)、平和構築勲章、軍人功労賞、軍事司法功労勲章、タマンダレ功労勲章、ゴールデン・コマンド・バッジ(Distintivo de Comando Dourado)などを受章している。

最新記事