《ブラジル》新型コロナ感染減速続く=カーニバルや規制緩和後も=サンパウロ州では日曜日に並行接種

感染減速で使用率が低下したコロナ感染者用病床(Ascom/HCPA)

 カーニバルやマスク着用に関する規制緩和など、新型コロナの感染状況の悪化を招き得る条件が続いた後も、ブラジルでは感染減速傾向が続いている。
 23日のリオ州保健局の報告は減少傾向継続を伝える一例だ。同日付現地サイトによると、アレッシャンドレ・シエッペ局長は、「カーニバルから15日以上過ぎ、閉鎖空間でのマスク着用義務も解除したが、減少傾向が続いている」「新たな脅威となる変異株は出現しておらず、ワクチン接種もより進展しており、感染拡大傾向を示す指数も非常に低い。ピーク時は70%に達していたPCR検査での陽性率も3%以下だ」とした。
 だが、「新型コロナを地域や季節限定の感染症で、長く共存していく病気と認めるエンデミックへの移行を宣言するのは慎重であるべき」とも語った。
 24日現在の新規感染者の7日間平均(全国)は3万4292人で、ピーク時の2月3日の18万9526人の18・1%。死者の平均も269人で、2月11日の951人の28・3%に低下。2週間前と比べた感染者の平均は13・1%減でペースがやや鈍ったが、死者は46・3%減で減少が明白だ。

 これにより、新型コロナは死因1位の座を心筋梗塞や脳血管障害に譲った。
 他方、国家医療サービス監督庁(ANS)が24日に行った「2月の私立病院の病床使用率は前月比で61%減、1月の58%減を上回った」との報告も感染状況の改善を示している。24日現在の観察中の感染者も、感染者総数の2・4%の70万1914人まで減少している。
 ただ、入院者に占める高齢者の割合は依然高く、保健省も23日に1回目の補強接種から4カ月以上経った80歳以上の人への補強接種実施を決めた。
保健省に先立って80歳以上への2回目の補強接種実施を始めているサンパウロ州は23日、27日(日)を予防接種デーとし、インフルエンザと新型コロナの予防接種を並行実施と発表した。
 この日の新型コロナの接種対象は、2度目の接種が必要な5~11歳児、12歳以上で2度目または3度目(初回の補強接種)が必要な人、1回目の補強接種から4カ月以上経った80歳以上の人となっている。

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