《ブラジル》アウキミン「ルーラは民主主義の希望」=PSB入党式で親密さアピール

 

 23日午前中、ブラジル社会党(PSB)がジェラウド・アウキミン元サンパウロ州知事の入党式を行った。アウキミン氏はこの席でルーラ元大統領を「民主主義の希望」と褒め称え、大統領選で同氏の副候補になることへの意欲を隠さなかった。23、24日付現地紙、サイトが報じている。
 入党式はブラジリアで行われた。アウキミン氏は席上、「しっかりと目を見開き、この事実を受け止めなければならない。ブラジル国民にとってルーラ氏こそが最良の存在だ。なぜなら、彼こそが民主主義が生み出した実なのだから」と褒め称えた。
 アウキミン氏はさらに、「(私とルーラ氏が一緒になることが)おかしいという人もいる。確かに私は2006年にルーラ氏と大統領選を決選投票まで争った。だが、その時も民主主義を危機に陥れるようなことはしなかった。討論会は別レベルだった。あの頃は民主主義が当たり前で、議題にする必要さえなかったのだから」と語った。
 アウキミン氏はかねてから、ルーラ氏の副候補になる理由として「反ボルソナロ大統領で一致団結したい」という意向が強いと報じられていたが、この後に行われた記者会見でも、「ワクチン接種や子供への接種を否定するなど、もっての他だ」と、名前はあげずにボルソナロ氏を批判。さらに、自身が副知事を務めていたマリオ・コーヴァス元サンパウロ州知事の名を出し、「考え方が異なっていたとしても、国のために忠誠を尽くすことが最も大切だ」と、自身の政治観を改めて主張した。
 アウキミン氏のPSB入党に関し、ジョアン・ドリア・サンパウロ州知事は「民主社会党(PSDB)党員として、ルーラ氏をはじめとした労働者党(PT)政権と長年闘ってきたのに」と歯がゆさをにじませた。アウキミン氏はドリア氏が政界入りした際の恩人だが、2018年選挙で仲が決裂している。
 ルーラ氏とアウキミン氏のシャッパ(連立名簿)の正式発表は、PTとPSBの間での知事選での協力調整問題もあり、先になる。

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