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原油価格が乱高下=世界は全て繋がっている

深センでもロックダウン適用と報じる13日付オ・グローボ紙電子版の記事の一部
深センでもロックダウン適用と報じる13日付オ・グローボ紙電子版の記事の一部

 国際化の進展により、一部の地域で起きた出来事が、世界中に影響を及ぼすようになった。
 東欧で起きたロシアによるウクライナ侵攻により、世界的に原油価格が高騰。国際価格が140ドルに達し、伯国でも燃料価格引き上げが起きた。原油の供給不足を防ぐため、米国があれほど敵視してきたベネズエラにまで協力を仰いだ事は少なからぬ驚きだったし、伯国も増産を約束した。東欧からの農産物輸出停止なども重なり、世界規模のインフレ懸念も生じている。
 他方、中国での新型コロナ感染者急増とそれに伴う都市封鎖は、同国の経済活動鈍化で原油の需要が減るとの予測から原油価格を急落させ、15日の原油価格は100ドルを割った。16日は100ドル以上で取引されているという。
 さらに、中国のロックダウンは、世界各国の工業生産不振への懸念も引き起こしている。中国には世界の3分の1の工場があり、そこでの生産活動が止まれば、そこで生産する部品を使う他国や他地域の工場も連鎖的に生産活動を行えなくなるからだ。
 一例はシェンチェン(深セン)にあるFoxconnだ。一部の専門家は、影響の及ぶ範囲を「iPhoneだけ」と言うが、Foxconnは深センと上海の生産を停止したため、伯国企業にも影響が出ている。
 伯国は昨年、アジア諸国からの部品不足で工場の操業停止などを余儀なくされた。
 また、ウクライナに残った伯人の消息が絶え、伯国内の親族が気を揉んでいる。産科病院爆撃で妊婦や子供が死亡という報道は、代理出産を依頼した伯人夫婦の不安を掻き立てている。
 これらのことは、何事も「対岸の火事」と言っていられない事を示している。「地球はひとつ」という歌の世界実現を願う毎日が続いている。(み)

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