《チリ》ボリッチ氏が大統領に就任=課題はインフレや先住民紛争

 11日、チリでガブリエル・ボリッチ新大統領の就任式が行われた。同国史上最年少36歳の大統領は、課題山積みの中での就任となった。11日付伯字サイトが報じている。
 就任式はチリ連邦議会があるヴァルパライーゾで行われ、ブラジルからはモウロン副大統領やジウマ元大統領が参列した。
 就任式では大統領のたすきが保守派のセバスチャン・ピニェラ前大統領から、急進左派の学生連合リーダーとして知られたボリッチ氏に渡された。この光景は、同国では「歴史的な瞬間」と称されている。ボリッチ氏がネクタイを締めなかったことも話題となった。

 チリは現在、ボリッチ氏本人が中心になって国民的運動として盛り上げて軍政時代の憲法を刷新することを決め、一から作り直している真っ最中だ。それに加えて、税制改革にも取り組むという激変期にある。
 新大統領の課題は、この税制改革や教育、保健の改革、さらに、同国で深刻な問題となっている高インフレ、そして北部で起こっている二つの先住民グループによる居住区をめぐる抗争の解決などだ。
 ボリッチ政権では24人の閣僚中、過半数を占める14人が女性であることも注目されている。

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