おしゃべりパパガイオ

8日は「国際女性デー」で、ブラジル国内でも至るところでこれを祝う場面が見られた。調査団体の「クォリベスト」がこの日の発表に向けて行った調査によると、「ブラジル国内で最も尊敬されている女性」は女優のフェルナンダ・モンテネグロだったという。国内唯一のオスカー女優で、92歳の今でもドラマや映画の主演を堂々と務め上げる。2位には人気女性歌手のアニッタ。3位は黒人女優のタイース・アラウージョで、4位に女性司会者のアナ・マリア・ブラガ。そして5位にジウマ元大統領が入った。ジウマ氏は2016年に罷免されたが、その動機を疑問視する声が高まっていたところだ。
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また、国際女性デーに合わせたデモでは、「ウクライナ人女性は尻軽」との発言を行ったアルトゥール・ド・ヴァル・サンパウロ州議とボルソナロ大統領が批判の的となった。ジウマ氏罷免の原動力となったブラジル自由運動(MBL)のヴァル氏がジウマ氏再評価の中で対照的に徹底批判されるのはなんとも皮肉だ。ボルソナロ氏はこの日、人口の52%と過半数を占める女性に対し「実質的に社会の一員だ」との上から目線で発言し、保守派の女性ばかり褒め称えて物議を醸していた。
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 サッカーは州選手権、リベルタドーレス杯と並行してブラジル杯も進行している。8日は第2次予選の初日で、サントスが、リオでなくピアウイ州のフルミネンセと対戦。1ー1からPK戦にもつれ込み、PKでも5ー4という接戦で辛くも第3次予選に進出。危うく番狂わせでの敗退になりかねなかった。

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