岡村淳さん、Youtubeで作品公開==「簡単に視聴できるように」

来社した岡村さん
来社した岡村さん

 ドキュメンタリー映像作品『アマゾンの読経』などで知られるブラジル在住の映像作家岡村淳さん(63、東京)が動画サイト「Youtube」上の自身の動画チャンネル「ウルトラJ:チャンネル岡村淳」で、映像作品の公開を始めた。
 チャンネル開設のきっかけは、過去に製作したドキュメンタリー『アマゾンをさすらう』で取材同行したサーカスの一家から「またあの映像を見たい」と言われたこと。一家にDVDなどで映像を送ろうとしたが、再生機材を持たない人もおり、「Youtubeなら簡単に視聴できると思い」開設した。これまでは映像作品の発表は立会い上映が基本だった。
 現在公開されている動画は『アマゾンの読経』のその後を記録した『焼肉と観音 その後のアマゾンの読経』や『ササキ農学校の一日』など10本。「作品時間が短すぎて上映機会のなかった作品の発表の場にもなった」と語る。
 動画公開を開始したところ「意外と専門家の人が見る事もあって、授業で教えても良いかと連絡が来た」と予想外な反応があったと明かす。
 岡村さんは、日本テレビ『すばらしい世界旅行』の番組ディレクター時代に、1年の半分をブラジルで過ごし「ブラジルに住むのもいいかな」と1987年にフリーランスとなって移住した。『アマゾンの読経』のほか、画家の故・富山妙子さん(とみやま・たえこ)や小説家の故・松井太郎さん、故・大竹富江さん等の映像作品も手かげてきた。
 岡村さんのユーチューブチャンネル「ウルトラJ:チャンネル岡村淳」は(https://www.youtube.com/user/junchanbr)から見る事ができる。

 

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