《ブラジル》サッカー女子代表搭乗機で死者=チームの医師ら協力も助からず

Latam社の飛行機(Maksuel Martins/GEA/Divulgação)

 14日、サンパウロからパリに向かう国際便で乗客の具合が悪くなり、よりよい対応をとマドリッドに緊急着陸したが、死亡する事態が起きたと同日付G1サイトなどが報じた。
 突然のルート変更を余儀なくされたのはLatam社のLA702便だ。同便は13日午後23時5分にグアルーリョス国際空港を発ち、パリに向かった。
 だが、乗客の一人が途中で具合が悪くなったため、「医師がいたら手を貸して下さい」との機内放送が入り、サッカー女子のブラジル代表チームの医師達が協力を申し出た。また、より適切な措置を行う事ができるよう、同機は急遽、予定を変更。現地時間の午後1時3分にマドリッドの国際空港に緊急着陸した。

 だが、着陸後間もなく、機長が機内放送で「乗客は助からなかった」と告げたという。
 Latam社側はこの時点で、亡くなった乗客の遺族のために最善の対応を行うとの意向を表明したが、乗客の名前などは明かしていない。
 同社は、全ての乗客に食事や宿泊施設を提供すると共に、15日に旅を継続できるように手配した。
 サッカー女子のブラジル代表チームは、16~22日にフランスで開催される国際トーナメントに参加するために同機に搭乗していた。ブラジルは16日にオランダ、19日にフランス、22日にフィンランドと戦う事になっている。

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