《サンパウロ州》2028人がデング熱に感染=昨年よりは減ったが要注意

1月も2千人以上のデング熱患者確認と報じる3日付アジェンシア・ブラジルの記事の一部

 サンパウロ州保健局が3日、1月も2千人以上のデング熱感染者が確認されたと発表したと同日付アジェンシア・ブラジルなどが報じた。
 州保健局によると、1月のデング熱患者は2028人で、昨年12月の2953人や昨年1月の6002人よりは減ったが、それでも既に死者が1人出ている。
 昨年の同州でのデング熱患者は総計で14万3900人に及び、66人が死亡した。同州で大流行が起きた2020年は感染者が19万5800に達し、144人が死亡した。

 州保健局はデング熱を媒介するネッタイシマカの繁殖を防ぐための基本対策は、次の通り。
 溜まり水をなくすために、水タンクの蓋を閉じ、定期的に掃除する事。庭先に水が溜まるような物を置かない事、リサイクル用のごみなどは袋に入れて口を閉じた上で、屋根のある場所に保管しておく事。
 また、植物の鉢の水受け皿は使わないか、ジャストサイズの物を選び、水が溜まるのを防ぐ事。使用済みのタイヤは市役所が指定している集積所に持ち込む事などを勧めている。

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