《ブラジル》W杯南米予選=エクアドル戦が大乱戦に=キーパー2度退場回避の珍事も

アリソンの問題のシーン(Twitter)

 27日、サッカーの南米予選でブラジル代表(セレソン)はエクアドル戦を1−1で引き分けた。両チームで合わせて2人の退場者が出たのに加え、セレソンのキーパー、アリソンが2度退場を宣告されるも判定が覆る珍事が発生するなど、荒れた一戦となった。28日付現地紙が報じている。
 試合は開始6分、ゴール前の混戦からカゼミロが押し込み1点を幸先良く先制した。
 だが試合はここから荒れた。前半15分、エクアドルのキーパー、ドミンゲスがゴール前で飛び上がったところ、前線にいたセレソンのフォワード、マテウス・クーニャの首元を蹴り、退場。

 その5分後、今度はセレソンの右サイドバック、エメルソンがボールの競り合いから相手選手を倒して負傷させ、レッドカードを出された。これで試合は10人対10人で行われることになった。
 そして前半31分。ゴール前に来たボールをクリアしようとキックしたアリソンの右足がエネル・ヴァレンシアにあたり退場を命じられた。だがビデオ判定で取り消された。
 試合は後半30分、コーナーキックのチャンスからトーレスのヘディング・シュートでエクアドルが同点に追いついた。
 残り時間わずかのタイミングで、アリソンがパンチングした手がパレシアードを殴ったとしてレッドカード。これも判定が覆った。乱戦の末、両者は引き分けた。
 すでにW杯進出を決めているセレソンの次戦は2月1日のパラグアイ戦だ。

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