在ブラジル日本国大使館=林大使「敷居をゼロに」=オンライン新年会を開催

林大使(左から4人目)とブラジリア、ゴイアス州の日系団体代表者ら
林大使(左から4人目)とブラジリア、ゴイアス州の日系団体代表者ら

 在ブラジル日本国大使館は14日、ブラジリアやゴイアス州の日系団体の代表者らとオンライン新年会を開催した。挨拶に立った林禎二特命全権大使は「私のモットーは『大使館の敷居をゼロにする』こと。お役に立てること、ご相談等ありましたら、何なりとご連絡を」と呼びかけた。
 林大使は昨年11月23日に帰朝した山田彰前大使の後任として昨年12月に着任。前職は外務省の南米局長を勤めており、何度も仕事で来伯していたという。林大使は「大使としてブラジルで勤務でき大変光栄」と着任への喜びを表した。
 また「ブラジル日系社会一層の発展のために各種活動に対して最大限の協力をし、在留邦人には安全・安心・健康の確保を、日系企業のビジネス支援も積極的に取り組んでいきたい」と着任しての抱負も述べ、「日伯間には信頼による強固な友好関係が存在している。その友好関係の重要な礎が、日本人移住者や日系人の皆様の存在」と力説し、「この機に日系社会の皆様に敬意を表します」と述べた。
 対面参加した日系団体は、アレッシャンドレ・グスモン農村文化協会、ブラジリア連邦区日伯文化体育娯楽協会、ブラジル中西部日伯協会連合会、ブラジリア日本語普及協会、ブラジリア日伯文化協会、ゴイアス日伯協会、ヴァルゼン・ボニータ日伯スポーツ文化協会の6団体。
 6団体と共に日本酒の樽を割る鏡開きも行われた。林大使は「今年は『水の寅』。困難な時期を乗り越えて新しいものが生まれ、成長する意味をもつ。新たな機会や活動を生かし、さらなる日伯関係強化のためブラジルの人々との協力や交流を進めていきたい」と締めくくった。

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