おしゃべりパパガイオ

 21日、ブラジルのノヴェーラが70周年を迎えた。ノヴェーラとは毎日放送されるテレビドラマで、1951年のこの日にはじまったトゥピ局の「スア・ヴィダ・メ・ペルテンセ」が第1号だった。ノヴェーラからは時代を象徴する流行語も生まれ、サッカーや音楽並みに語られる機会も多いブラジル特有の名物文化だ。批評家の選んだ歴代名作では、今日でも謎を表すときに使う「誰がオデッテ・ロイトマンを殺したか」の流行語を生んだ「ヴァーレ・トゥード(1988)、軍政時代に1度検閲され、10年後の軍政終了年に改めて放送されたという伝説を持つ「ロッケ・サンテイロ」(1985)が上位を占めた。
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 21日夜、ミナス・ジェライス州州都ベロ・オリゾンテ東部のカーザ・ブランカ区で、妊娠6カ月の女性が自宅玄関で射殺される事件が起きた。女性は家を訪れた男性に「服を見せてくれ」と呼び出され、服をもって表に出たところ、背中や腹部、頭に銃弾を受け、病院に運ばれたが息絶えた。殺人の動機などは調査中だ。女性の息子(15)によると、「母は(父とは別の)既婚男性の子を身ごもっていた」という。
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 ダッタフォーリャの最新調査で、「閉鎖空間でも開放空間でもマスク着用は必須だ」と考えている人が48%まで落ちていることがわかった。9月の調査では「コロナ禍終息までは義務化すべき」が91%だった。ここ数カ月続いていた新型コロナの感染者、死者の減少傾向が反映されたか。気持ちはわかるが、現在はオミクロン、インフルエンザの両方で感染拡大の恐れがある。もう少々待てないか。

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